緑内障と白内障

同じものに聞こえるけど…代表的なこの2つの目の病気の違いとは?

緑内障と聞くと、高齢者に多い目の病気…そんなイメージがあるかと思います。では、「白内障とはどう違うのか?」と聞かれるとどうでしょう。どちらも高齢者に多い目の病気だけど、「緑」か「白」の違いぐらいで、具体的にどう違うのかは分からず、同じ病気だと認識されている方も多いのではないでしょうか。

緑内障は眼圧が上がるのが主な発症原因とされていますが、そのことによって視神経を圧迫し、物を見るときに見えづらい部分が出来てしまうというのが主要な症状です。いわゆる視野欠損や視野狭窄と呼ばれるものです。例えば、日頃の生活で何を見つめているときに、視界の中心から多少ずれた部分が、少し見えづらいと感じることがあります。もちろん、この症状があっても痛みがあるわけではなく、普段は両目で物を見ているため、片目で視野に異常があってもなかなか気が付きにくいのです。そして徐々に進行していくと、視野がどんどん狭まったり、かけて見える範囲が広がったりします。

一方で白内障はそもそも水晶体が白く濁ってしまうという病気です。水晶体が濁ってしまうことで、外からの光を正確に網膜に届けることが出来ず、物の見え方に異常が起きてきます。例えば、視力がやたらと落ちてしまったり、かすみ目や物がぼやけて見えるという症状が上げられます。さらに、水晶体が白く濁ってしまうがゆえに、吸収した光が乱反射し、必要以上にまぶしく見えるという症状もあります。

このように、緑内障と白内障は、その名前が非常に似ているものの、実はそのメカニズムは大きく異なっています。眼圧が上がるためか、水晶体が白く濁るためか…その原因も異なりますし、それによって現れる症状にも大きな違いがあるのです。