緑内障にコンタクトはアリかナシか

突然言われた緑内障!コンタクトはアリなのかナシなのか

緑内障は視野が欠けていき最終的には失明にも至る目の病気ですが、これを自覚するのが難しいため、潜在患者が多いと言われます。若年者にも発症するというこの目の病気が思わぬきっかけで判明する多くのケースが「コンタクト」です。

コンタクトを用意しようと久しぶりに眼科に出向いたところ、コンタクトの前に目の異変が見つかった。緑内障に必要になる検査を何度か受け、その結果、残念ながら緑内障であると診断されたというケースが非常に多く、特に20代の若者にも見られます。緑内障は高齢者の病気と言うイメージが定着していますが、決してそのようなことはありません。若くても緑内障が発症する可能性は十分にあります。

せっかくコンタクトにしようと出向いたのにまさか病気が見つかるなんて、と気落ちされる方も多いようです。しかも緑内障という最悪の場合失明に至るという症状を聞かされ動揺されている場合もあります。そのような方はまずはご安心いただきたいと思います。

緑内障は症状が急激に進むケースはあまりなく、すぐに失明に至る危険があるという話ではない場合がほとんどです。そして眼科の診察を受け、治療を行なえば失明は避けられる可能性が十分にあります。落ち着いて対応してもらえればと思います。

さて、思わぬ展開への動揺が一度治まったら、次第に気になってくることがありますね。そう、そもそもの目的であった「コンタクト」です。緑内障という病気が判明した自分の目にコンタクトを使用することは問題ないのでしょうか。

一応の話をすると、緑内障であるからといってコンタクトの使用を禁じられるという話はほとんど聞かれません。コンタクトの使用が緑内障を悪化させたり進行を早めたりするということはないのです。仕事の都合などでどうしてもコンタクトを使用したいという方は医師の指示に従って正しく使用するようにしてください。

しかし大丈夫だと言われても何か不安が残るという方も多いのではないでしょうか。コンタクトと緑内障は直接の関係はなくとも、コンタクトによる目のトラブルは多く報告されています。そもそも目という大変デリケートな部位に直接レンズを入れるというのは、視力矯正という意味では合理的でも、衛生的な意味ではかなりリスキーなのです。

もちろんレンズの消毒や使い捨てレンズの使用期限厳守などによって正しく使用すれば問題はありません。しかしそれでも目という器官の繊細さと日常生活における役割の大きさを思えばリスクがないとは言い切れない部分があります。実際にコンタクトを入れることで目の中で細菌が繁殖してしまったというトラブルも起きています。

原因の中には消毒を忘れていたといううっかりミスも含まれます。そのようなミスはささいなものですが、そのミスが引き起こすトラブルは決して小さくありません。コンタクトはかなり身近で便利な存在になってきていますが、リスクについても忘れずに理解いただきたいと思います。

以上のことをふまえて、緑内障が判明した場合にコンタクトを使用するかどうか悩まれている方は、できればコンタクトの使用を避けるか、使用を限定的にとどめてもらいたいと思います。緑内障とコンタクトの間に直接の関係はなかったとしても、すでに緑内障という病気を抱えている目に別のトラブルを引き起こす可能性まで背負い込む必要はありません。

何らかの事情でどうしてもコンタクトが必要という場合以外はできれば眼鏡の使用をお勧めします。またコンタクトを使用される方も使用するときは使用方法に従って正しく使い、必要がなくなったらすぐ眼鏡に切り替えるといいでしょう。