緑内障と言われたら最初に日内変動を疑おう

緑内障かもと言われたときは最初に日内変動という眼圧の特徴を疑おう

ある日突然、眼圧が少し高くて緑内障かもと言われることがあるかもしれません。緑内障という眼の病気は自覚症状があまりなく、何かのきっかけで眼科に行った際に発覚するケースが多いのです。

何の自覚もないのに病気かもしれないと言われるのはあまりいい気分ではありませんね。しかも眼の病気であり、最悪の場合失明の可能性があるともなればなおさらです。早く病院で見てもらいたいと焦る気持ちを募らせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に何かのきっかけで緑内障が疑われても、すぐに緑内障と診断されることはあまりありません。緑内障かどうかは何度か検査を受けなければならないのです。それがまたかえって歯がゆいと感じられるかもしれませんがまずは落ち着きましょう。

緑内障は眼圧が高くなることが大きな原因の一つです。そのため、眼圧が平均値よりも高くなっている場合は緑内障が疑われるのです。しかし、一度でも眼圧が高ければすなわち緑内障であると断定されるわけではありません。緑内障かも知れないと言われてすぐに慌てる必要がないのはこのためです。

というのも、眼圧にはある特徴があります。その特徴が日内変動と呼ばれる眼圧の変化です。眼圧とは眼の圧力のことです。この眼圧が高くなるのが緑内障の症状であることは先に述べた通りですが、この眼圧は必ずしも病気によってのみ上昇するものではありません。

眼圧は常に一定の圧力を保っているのではなく、一日の間で圧力が変動しています。自然のリズムによって高低がありますし、なんらかの要因によって一時的に上下することもあります。

この特徴を考えると、緑内障が疑われる眼圧の高さであっても、イコールで緑内障であると断定できないということになります。たとえその時は眼圧が高かったとしても、それは眼圧を測定したその時にたまたま眼圧が高かっただけという可能性が考えられるからです。

ですので、緑内障が疑われても緑内障ではないことも十分ありえます。緑内障であるという正式な診断が下されるまでには、通常いくつかの検査が必要になりますが、その中の一つに日内変動を考慮して一日に数回にわたって眼圧を測定する検査があります。この検査を受けてみて、眼圧が一定して高くなければ問題なし、数回の検査で一定の高さが保たれていれば緑内障の疑いが強まることになります。

緑内障を疑われると動揺するのはよくわかりますが、その時点ではまだ疑いですから気を落ちつけて、まずは検査を受けてみましょう。中にはすぐ検査を始めてくれないことや検査が複数回にわたることに疑問を感じている方がおられますが、緑内障という症状や日内変動の関係でいくつかの検査が必要になることや検査のタイミングを計る必要があることを理解していただければと思います。

検査を受けて問題なければそれでよし、緑内障だとなっても早く判明すればそれだけ早期に対応も取れますから、まず最初に疑いをはっきりさせることから始めることを意識してください。