緑内障とバセドウ病

目に現れる症状が似ているバセドウ病とはどんな病気?

目の病気と聞くと、緑内障や白内障を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?緑内障は眼圧が上がることによって視野が狭くなるなどの症状が現れるのが特徴なのですが、良く勘違いされやすいのがバセドウ病と呼ばれる病気です。

バセドウ病の代表的な症状の1つに眼球が飛び出してくる、いわゆる眼球突出と呼ばれるものがあります。このように聞くと、眼球がポロリとこぼれ落ちそうになるのでは…とイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、見た目にも眼球が飛び出しているというのが分かるのは2割程度とされています。一般的に多く見られるのはまぶたの腫れや後退であり、これにより相対的に眼球が大きく見え、突出しているような印象を与えるのです。

バセドウ病に伴う眼球突出は甲状腺機能亢進症と呼ばれる甲状腺の病気が原因となり、眼球の裏にある組織や筋肉が炎症を起こして腫れてしまうことで、眼球が押し出されるようにして前に出てきてしまうのです。また、この症状によって、物の見え方が二重になるなど、視野や視力など目の機能そのものにも影響を与えてしまいます。それゆえに、緑内障とも間違いやすい病気なのです。

しかし、緑内障とは異なり、バセドウ病は眼球突出だけが症状ではありません。とりわけ甲状腺に影響を与えることが多く、例えば甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうために、休んでいるときですら新陳代謝が活発になります。一見すると、良いことのように聞こえるかも知れませんが、パワーを無駄に浪費してしまうために、かえって疲れやすかったり、疲れが取れなかったりするのです。このように緑内障とは根本的に原因が異なっているのがバセドウ病なのです。