近視ではなく緑内障だったとき知りたい症状

近視だと思っていたのに緑内障!?詳しく知りたい緑内障の症状

目が悪く、眼鏡やコンタクトを使用されている方は多くいらっしゃいますが、中には緑内障を患っている方もおられるのではないでしょうか。

緑内障という自覚症状のほとんどない眼の病気が早期に発見される多くの例が、別の症状で眼科に足を運んだところ発覚したというものです。近視で視力がよくなく、眼鏡やコンタクトの調整のために眼科に向かう機会の多い方は思わぬ形で緑内障が発覚する場合も多いのです。緑内障の症状を理解すれば、そのような偶然で病気が発覚するのはラッキーなことだと言えるでしょう。緑内障という病気についてご紹介します。

緑内障とは眼の病気で、おもに視野に障害が現れます。症状が進行すると視野が次第に欠けていき、最悪の場合視野のすべてが欠ける、つまり失明の危険がある病気です。

緑内障にはいくつかの種類があります。まず慢性のものと急性のものに分けられます。急性には突然の視力低下や頭痛、吐き気などをともないますので、自覚症状がない場合は慢性緑内障です。

慢性緑内障の中には、原発開放隅角緑内障、原発閉塞隅角緑内障、正常眼圧緑内障などいくつかの種類があります。中には、先天緑内障という生まれついての緑内障や、続発緑内障という糖尿病やステロイド剤の使用にともなって発症したものもあります。

視野が失われる原因ですが、主に眼圧という眼の圧力によって視神経が圧迫されて壊死することが原因です。視界とは視神経によってもたらされるものですから、その神経が死んでしまえば視野も失われるのです。

この緑内障ですが、治療法がまだわかっていません。緑内障の進行は常に一方方向です。一度失った視神経は元に戻すことができない、つまり一度進んでしまった症状を元に戻すことのできない病気です。

それに合わせて、主な症状の視野の欠損ですが、その症状は進行も遅く、大変自覚しづらい症状です。一度進んだら戻せない上に、自覚症状がほとんどないという厄介な一面を持つ病気ですから、まだ症状の浅い段階で緑内障が発見された方は幸運な部類に入るのです。

では実際にこの病気の治療とは何をするのでしょうか。この病気を治すことはできませんが、症状の進行を遅らせることはでき、それが主な治療になります。長期間の通院と投薬治療が必要にはなりますが、早期発見により早期に治療を開始できた方ほど視野の欠損という症状が出にくく、失明を免れることは十分可能です。

具体的には、視神経の圧迫の原因となっている眼圧を下げることが治療になります。多くの場合は点眼薬が処方され、その点眼薬によって眼圧を下げます。

緑内障の種類の中には、正常眼圧緑内障という特別眼圧が高くないにも関わらず視神経が壊死している緑内障もあります。日本人の多くがこの正常眼圧タイプだと言われています。このタイプは視神経が元来脆く、通常の眼圧でも耐えられないのではないかと考えられています。このタイプは眼圧が平均値よりも高くありませんが、やはり眼圧を下げることで視神経の壊死を食い止めることになります。

急に緑内障という眼の病気を指摘され動揺されている方もおられるかもしれませんが、緑内障は決して稀有な病気ではありません。その進行の遅さと初期の自覚症状のなさから潜在患者の方が多い病気です。

初期に緑内障が発覚したことを幸運と思い、早めに治療を開始すれば、一生涯、失明を免れられます。まずは病院の診察を受け、不明点や不安点を相談するとよいでしょう。