緑内障と読書のバランスをとる3つの条件

緑内障と読書、趣味と治療のバランスを取るためにできる3つの条件

私たちの毎日はそのほとんどを視覚に支えられています。仕事も趣味でも同様で、失明に対しては死に匹敵する恐怖を持たれている方もおられます。緑内障という眼の病気は、最終的には失明の可能性もあるという無視できない病気のわりに患者数が多い病気です。失明の可能性を告げられたり、もしくは既に視覚に支障が出ていたりしている場合、落ち込んだり悩まれたりするケースが少なくありません。

その中でも落ち込まれる方が多いのが読書を趣味とされてきた方達です。目の病気だと言われ、もしくは既に視野に異常が出て、これまでのように大好きな読書を満喫できないと悩まれる方が多いのです。

緑内障と読書には何か関係があるのでしょうか。これについて、緑内障だから読書を控えるように言われることはあまりありません。読書をすると緑内障がひどく悪化するという因果関係が証明されているわけではないのです。したがって、今現在読書をしようと思えばできる方は読書を無理に諦める必要はありません。

しかし読書好きの中にはかなりの乱読家もおられ、一日中活字を読み続けるのがなによりの楽しみだという声もあります。読書も行きすぎると目を酷使し、慢性的な眼精疲労などを招くことがあります。

緑内障について、眼圧が正常でも進むタイプの症状や根本的な治療法などまだわかっていない部分もあり、できれば目の酷使を避けるように言われるケースもあります。

緑内障だといって読書を諦める必要はないと言いましたが、やはり目を酷使しすぎないよう注意はしたほうがよいでしょう。そのため、読書にあたっての3つの注意点をご紹介します。

1部屋の明るさ
言うまでもないかもしれませんが、暗い部屋で文字を追い続けるのは目にとって大きな負担です。読書を楽しんでいるとき、部屋が暗くなってきたと思ったら早めに明かりをつけるようにしましょう。電灯が古くて明かりをつけても部屋が少し暗い、もしくは文字を読みづらいと感じる明るさのときは新しい電灯に替えることも考えるとよいでしょう。

2文字の大きさ
米粒のように小さな文字がびっしりと書かれた本を読むのは負担が大きくなります。最近は読みやすさが考慮され、文字のフォントを大きくしてある本もありますから、意識してそのような本を利用するとよいでしょう。どうしても小さな文字で書かれた本が読みたいときはルーペを用意し、目が活字を追う負担を少しでも軽くしてみてください。

3読書時間
読書好きの方の中には本を開くと時が経つのを忘れるという方もおられます。長時間に渡って活字を追い続けるのはもちろん大きな目の負担になります。読書を続けて目が疲れたと感じる前に休憩を入れられるのがもっともよいです。

自分がどれくらいの時間で疲れるのかを把握し、疲れを感じる前に5~10分程度の休憩をはさみながら読書を続けてください。本を開くと周りが見えなくなるという方はタイマーなどを使用し、一定時間ごとに休憩が入れられるように工夫しましょう。

目の酷使は緑内障にとってマイナスになる可能性がありますから避けた方がよいですが、そればかりを気にして楽しみを諦めるのもよくありません。趣味は人生に潤いをもたらす大切なものです。趣味を我慢してストイックすぎる生活を送れば、ストレスが溜まりまた別の病気になる危険があります。

ストレスは万病の元です。緑内障になったからといって直ちに何か起こるというケースは少ないですから、少しだけ注意して、趣味である読書を目一杯楽しんでもらいたいと思います。